それぞれの発表会パート2

教室の様子

こんにちは。たきもとピアノ教室のたきちゃん先生です。

今回は、途中で苦しい時期もあったけれど乗り越えて成長したEちゃんのケースです。

トトロを弾きたい!

Eちゃんは、とても可愛らしい低学年さんです。素直にコツコツと進んできました。

発表会では、トトロの曲を弾きたい!と乗り気です。(でも、今のEちゃんにはけっこう高いハードルです。)そのことを本人にもお母さんにも了解してもらい、スタートしました。

順調にスタートしました。もともと感がいい子なので、リズムなどいい感じです。

しかし、

しばらくすると、Eちゃんのモチベショーンがガタ落ちしてしまいました。お母さんが言われるには、ずっと忙しい日々を送ってきたから、疲れが出た…。とのこと。熱に続き、蕁麻疹。体からのお休みサインですね。

私は、このままトトロを続行するほうがいいのか、軽めの曲に変更するほうがいいのか迷いました。

ん~。Eちゃんにとって、良い選択はなんなんだろう?

私もお母さんも、悶々とする日が続きました。

連絡の取りあい

幼稚園の先生時代は、お母さんとの連絡を密にとることを心掛けていました。話の中で、チラッと重要な情報が出てきたり、家庭の状況や保護者の方の考え方が知れたり、何より信頼関係が強くなります。 

ピアノの先生になって、レッスンの入れ替え時には本日の様子をお知らせするようにしていますが、Eちゃんのようにそれでは足りない時の対処法が必要だな…。と私も成長させてもらいました。

まず実践したのは、ラインでお母さんと連絡を細めにとりました。家では、テレビばかり見て、全然練習をしなくなっている、ということなので、「そのまま練習を強制しないで下さい。」とお願いしました。ありのままの状況を知らせてもらいました。

レッスンでは、分からないところがないように、今まで習ったワードを駆使して説明しました。

ご家庭では、見守る姿勢で協力していただきました。お母さん、ヤキモキされたと思うけれどEちゃんの気持ちを一番に考えて下さいました。

そんな日々の中、なんと少しずつEちゃんがピアノに向かう時間が増えてきました。体力が回復してきたことと、最後まで譜読みが終わったことが大きかったようです。

始めた頃は、とても大きな壁に見えてクリアできるのかな?とくじけそうになったこともあったけど、超えられると確信できたのでしょう。

Eちゃんは、とっても成長したと思います。まだ撮影は終わってないのですが、私は「よう頑張ったな~。」と思わず泣いてしまいました。

ピアノを弾けるようになるまでには、それぞれにいろんなドラマがあります。そして、子供たちは成長していきます。

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