心理学の講座に行き始めてから 子供の頃の思い出を頻繁に思い出します。自分を知る上で大切です。
今回は良い思い出には良い感情がくっついている気付きを聞いて下さい。
大好きなもの
自分の大好きなもの……。
私は喫茶店のクリームソーダと答えます。それは 大好きな父がよく連れて行ってくれた喫茶店で飲んだ記憶が強く残っているからです。父は4歳の時に病気で亡くなったんですが 何故か鮮明にクリームソーダの記憶が残っています。正直 味自体は甘ったるくて大好きではないかも？しれませんが 綺麗なあの色（やはり緑1択です！）と愛という思い出が重なり大好きと言えます。
そう考えると 人間は強烈な感情と出来事が結びつき思い出として残る……。
よく聞くお話
思い返してみると 頑張って生きてきたなあ～なんて自分で思っちゃいます。きっと皆さんもそうですよね。
生徒さんたちや保護者の方たちとお話していても皆さん頑張ってるなあ～と心から思います。
忙しい中 自宅で練習してレッスンに来てくれる……。ピアノレッスンの時間が良い思い出として残ってくれたらなあ……。と思います。
良いという分類されなくても嫌いという分類には残らないでと思います。
生徒さんのお母さんでよく聞くお話は「ピアノの先生に怒られた。」だからピアノはあまり好きではありません。というものです。
嫌な感情とピアノがくっついていることってけっこうあるんですよね（汗）
ピアノが大好きな私にとっては 悲しいなと感じます。
ピアノを好きでいる……。
私がピアノを好きでいられているのは まずは子どもの頃はピアノの先生には怒られませんでした。
友達と遊ぶのが楽しくて 長い間 練習できない時期も根気強く関わってくれました。（その時は有り難さがわかりませんでしたが、今になると有り難さが身にしみます）
けっしてニコニコと愛想のよい先生ではなかったんですが ただ淡々と何度も大切なことは繰り返し指導して下さった記憶があります。
もうひとつは 脱力法メソッドの大嶋先生に出会ったことです。ピアノの奥深さはつきることなく、一生学んでいきたいという気持ちにさせていただきました。
母は働いていましたので 練習は自分次第でした。
子どもだけの力では誘惑にも流されアップダウンの激しい練習でした。
母はピアノのこと分からないので 時々私の演奏を聞いてくれました。
ほめたりはしません。ただ聞くだけという感じでした。でも忙しい母との貴重な時間という思い出があります。
あとは何故かクラッシックのレコード全集のような高いものを買ってくれ 聞きたい時に何度も聞きました。
やはり ピアノは母との幸せな思い出がくっついています。
ピアノを好きでいる……。それは親子の幸せな愛のやりとりを絡めると 持てる感情なのかもしれません。
