こんにちは。たきもとピアノ教室のたきちゃん先生です。
我が教室では、重力奏法・脱力奏法とも言われるロシア奏法のテクニックを少しずつ身に付ける指導をしています。
重力奏法とは
ここで書く内容は、細かく調べたものではなく、私がレッスンを受ける中で聞いたこと、感じたこと、獲得したことを書かせてもらっています。
私の子供の頃は、指をしっかりとトレーニングするハイフィンガー奏法というのが主流だったようです。腕や指には力が入ってしまって、アラベスクなどの速い曲では、なかなか綺麗に弾けず困った記憶があります。
大人になり、脱力の奏法を指導してくれる先生を探しました。
えっ!そんな指の使い方するんですか?
まだまだ衝撃的な発見はいろいろありましたが、ここでははしょりますね。
ようは、すべての弾き方が楽に綺麗な音でどうやって弾くか…を考えられた奏法なのです。
実際に自分で弾いてみて なるほど!たしかに!と納得できるので、取り入れています。
重要な椅子の高さ
腕の重みを指にかけていく奏法なので、椅子の高さはめちゃくちゃ重要です。ひじが鍵盤よりも、少し上にあることが望ましいです。
しばらくの間、椅子探しをしていましたが、椅子って最高の高さがどれも55㎝ぐらいなんですよね~。それなら、今の椅子も一番高くセットしているので、変わりません。
小さい子にも理想の位置で弾ける高さの椅子がないか…ググりまくった結果。ありました!このお値段なら買えそうです。(めちゃくちゃ高いものもあるんですよ。)なんと65㎝まで上がります。
到着後、生徒さんに喜んで使ってもらっています。
脱力・重力奏法などの奏法を身に付けることは、ゆっくりが大切です。先生に言われてすぐ分かった、できるというものではありません。(感覚的なことですし、一人ひとりの指の形なども違いますので)竹馬に乗るとか、フラフープを回すとかを習得することに似ているかもしれません。
私も先生が言われている言葉の意味は分かりますが、それを自分の身体で実践できるようになるまで、理解して生徒さんに分かりやすく伝えれるようになるまでは、かなりの時間がかかりました。苦労したぶん、子供たちの気持ちに寄り添えると思います。
「こういうことか。やっと分かった。」
と思えた時の感動は忘れられません。
これからさらに、分かりやすく伝えていきたい!と楽しみにしています。