こんにちは。滝本ピアノ教室のたきちゃん先生です。
夏休み中は毎日練習を頑張っていたFちゃん。
2学期が始まり、またお友達と遊ぶのが楽しくて全く練習しない日々。ついにお母さんの逆鱗にふれてしまいました。
Fちゃん。大好きピアノ作戦練り直しです。
最後通告
ピアノを習っている子供のお母さんなら、1回は言ったことがある言葉じゃないでしょうか?
「練習しないなら、もうやめなさい。」
Fちゃんのお母さんは、普段は優しくてとても素敵な人です。でもこの日は、堪忍袋の緒が切れました。
Fちゃんは、もちろんシュンとしていました。
その日は、そんな雰囲気のままレッスンは終わりました。
どうする?Fちゃん。
苦手意識をもったままでやめないで
その後は、2週間のお休みでした。
私は、Fちゃんが気になって気になって仕方ありませんでした。
その理由は、もし辞めることになれば、Fちゃんは「私はできなかった。」とマイナスな気持ちを持ってしまうのではないか…という心配があったからです。
Fちゃんが、もう嫌になってしまえば、それ以上すすめはしませんが、そうじゃないのに辞めることは避けたいです。
たきもとピアノ教室に来てくれた生徒さんには、ピアノが好きになって欲しい。
そのお手伝いを、私は全力でさせて頂きます。
レッスンの行方
さて、ドキドキしながら迎えた2週間後のレッスン。
なんと、Fちゃんは2週間の間「毎日」練習していました。
あ~。Fちゃんの心の中には、まだピアノがある!嫌いになっていなくて良かった~。
あと、練習時間をだいたい決めたのも良かったかもしれません。
これから
人間は、続けることが難しいです。Fちゃんのこれからにも、やりたくないという気持ちが出てくるでしょう。
その時にどう自分の気持ちと向き合うか?をFちゃんと一緒に話し合いました。
今までも頑張り過ぎて、疲れてしまうFちゃん。どうしてもやりたくない日はしなくてもいいことにしました。その代わり…休んだ次の日は必ずするということを約束しました。
さあ、1週間どうFちゃんが過ごすのか楽しみです。Fちゃんなりのピアノとの向き合い方を一緒に見つけたいです。
その後は?
あの1件依頼、Fちゃんはほぼ毎日練習に励んでいます。病気などで生活のサイクルが違う時お休みした場合でも、その後に自分で気付いて練習を再開することもできています。それが自信になり、グッと上達してきています。ただ、弾いているのではなく上手くなろうと考えて練習していることが伝わってきます。
レッスン中でも、よく話を聞いて取り組むようになりました。(一見聞いてないように見える時でも聞いてるんですよ…)
まだまだ長いピアノ人生、成長と共にいろんなことがあると思いますが、始めの壁を乗り越えて成長しました。
子供それぞれでいつ乗り越えるか千差万別です。
よく頑張ったね。きっとこの経験はピアノ以外でも役立つと思いますよ!
見守り協力して下さったお母さん、ありがとうございます。