Y君の音を楽しむ気持ち

教室の様子

こんにちは。たきもとピアノ教室のたきちゃん先生です。

ピアノへの向き合い方は千差万別。Y君は入会当時から、知識はない状態で移調を楽しんでいました。すごいでしょ!

子犬のマーチ

小学校1年生で始めてくれた当時、小学校の音楽の時間に子犬のマーチを習っていました。ちなみに子犬のマーチとは、ミドミドミソソ~ファレレ~ミドドという曲です。皆さん聞いたことがあると思います。(題名がいろいろついていますが)

「小学校で習った。」と、レッスンの始めに聞かせてくれていました。もちろんハ長調のものです。

レッスンの度に「場所が違ってもできた。」と自ら耳で聴いてレパートリーを増やしていきます。本当に音を楽しんでいる感じです。

発表会が終わって

しっかり練習を重ねたので、その後はゆったりモードで続けてくれていました。練習内容は詳しくは聞いていませんが、レッスンでの音遊びの発見の呟きを聞かなくなっていたので課題を弾いていたのだと思います。

課題はしっかりと弾いてくるY君。素晴らしいです。でも、私はどこかで寂しさも感じていました。始めの頃のY君らしさが見えなくなってしまったからです。

音を楽しむことの本質を教えてもらっていた気がしていたからです。

練習の内容

しばらくゆっくりモードだった練習も、またエンジンがかかってきた様子。(ピアノが弾けるようになるまでには5~6年かかるといわれます。その間やる気の時もあれば、そうでない時も人間ですからあります。Y君のお母さんも暖かく見守ってくれています。)

時間もまとまった時間できています。

会話の中で「練習がよくできていますね。」と私が言うと、お母さんから「でも、宿題というよりは好きに音を鳴らしています。」という答えが返ってきました。

私はこの言葉を聞いてとっても嬉しかったです。Y君が始めに持っていた音遊びを楽しむ気持ちがまた戻ってきた!と思ったからです。(課題もちゃんとこなしています。)

そういえば、この日のレッスンでY君が弾いた音のつながりは、中国を連想させる感じで2人で盛り上がったのでした。

楽しい!

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