こんにちは。滝本ピアノ教室のたきちゃん先生です。
ピアノの先生とお母さんにとっては、「自主的に練習」が憧れでもあり、永遠のテーマです。
今までも試行錯誤して、いろんな年齢の生徒さんを通して経験させていただきました。
今回は、現在感じていること…。を書きますね。
試行錯誤
だいたいのレッスンの内容は
・宿題を弾き、先生のアドバイスを聞いて深めていきます。
・宿題になる曲の大切な要点を先生がアドバイスしたり、生徒さんが分からないことを質問したりして自分で練習ができるようにします。
・ピアノから離れて、理論的な勉強(時には、手作りゲームも使います。)をすることで、理解を深めます。
レッスン時は、多くの子供たちが「分かった。」と言っているんですが、中には練習が進まない子供もいる…。なぜ?
しばらくは、
・もっと興味を弾くような教材はないか…。
・手作りゲームを試行錯誤してみたり…。
・目標ノートをお母さんと相談して作ったり…。
・短時間で上手になる部分練習の仕方を積極的に勧めたり…。
自分のできそうなことは試してきました。
でも、これだ!と納得できないな~。
どれも、悪くはないけれど子供たちの様子にあまり変化は見られませんでした。
分かった!の本当の意味
ある方に相談した時のことです。
「本当に分かってるのかな?」
え~。レッスンの時には弾けるんですよ!
この言葉の意味を考え続けました。弾けているのに分かってない…。ってどういうこと?
私は自分の学生時代に苦手だった数学のことを思い出しました。公式に当てはめて解いていくことはできる…。でも、本当の意味で理解してないから応用問題では使えない。
何回も何回も練習問題を繰り返し解いて、応用問題が解けるようになった時が「本当の分かった!」ということだと理解しました。
ピアノと数学では比べることはできないですが、「理解する。」という視点で見れば同じなのではないか…。と思うのです。
私も小さい頃、練習曲をたくさん弾きましたが、一体何を身に付けるためにしているのか分からず、気持ち悪いというかスッキリしなかったのを覚えています。
「本当の分かった!」を求めて繰り返しレッスンすることと同時に、どうして今この曲をしているのか?子供たちに説明してあげることができたら、スッキリと練習に向かえるようになるのでは…。と思います。
私の試行錯誤の日々は続きます。