お母さん方が求めているもの

教室の様子

こんにちは。滝本ピアノ教室のたきちゃん先生です。

お母さん方がピアノ教室に求めていることはなんだろう…と考えると、お子さんが自主的に練習に向かうということだな…と改めて思います。

私の失敗

ピアノの先生になって1年。子供たちも少しずつ弾けるようになってきたので、手の形を直すことをしました。

すると、なんてことでしょう…。

子供たちの練習意欲がガタ落ちしてしまいました!

あ~。今まで積み上げてきたものが、崩れちゃう感覚でした。

オーマイゴッド!

そして、子供さんとバトルされる中で、お母さんも疲れ…。もうやめようかな?と考えるまでに…。

子供たちにピアノを好きになって欲しい…。と始めたのにこれでは違う方向に。

習慣化の難しさ

最近、私は脳科学に興味があり、調べたりするのですが…。

それによると、「人間の脳は今の状態を維持しよう。」という働きがあるそうです。だから、新しいことを習慣化するという行為は、さからっているということですね。なるほど…。大人でもダイエットや筋トレが続かないのが納得できます。

さあ、それを習慣にしていくには、3ヶ月の継続だそうです。その間、脳は現状維持をしようとしますから「やりたくないな~。」「めんどくさいな~。」の波が何度となく押し寄せてきます。それをどうにか乗り越えて3ヶ月経つと、することが楽になっていくのです。

始めが一番大変です。

よし、やろうと決めて3ヶ月までが1番大変だそうです。イメージして下さい。

大きな岩を動かそうとします。初めはびくともしません。大体の人は、ここで「ああ。動かない。」と辞めてしまいます。諦めずにやり続けていると、何かの拍子に動き出します。動き出すと、今度は止めるのが難しくなりますね。

あれと一緒です。始めが一番大変です。とにかく動くまで続けることです

個々に合わせたペースで

今までは、家庭の事情もそれぞれなので、練習のペースはお任せしていました。でも今回、悩まれているお母さんがおられることから、私も習慣化のお手伝いをさせてもらうことにしました。

まず、生活のサイクルに必ずピアノを弾く時間を相談して入れ込んでもらいます。

教室の中でも、習慣化している方は、宿題した後と決めて毎日取り組める環境があります。

夕食の後という方もいます。

また、ただいま習慣化計画実行中の方は、お兄ちゃんがバスケの練習をする時をピアノを弾く時間と決めました。

もうひとりは、朝ペットの世話をした後と決めて頑張っています。

また、始め頑張っていた生徒さんは、モチベショーンが下がってしまっているけれど、2日は健気に練習してきてくれています。その子に毎日はちょっと無理なので3日をまず1か月続けることにしました。いずれは、毎日になったらいいな…と期待しています。

あっ!練習時間は今の時点では、10~15分でいいよ。といっています。

皆で力を合わせて

お母さん方も一旦始めたもの。できるなら、続けさせたい…。

その気持ち、よ~く分かります。私も自分の子供に同じように思います。

何かが出来るようになったり、一段上がる時には試練を伴います。でもその先には、きっと明るい未来が待っています。一緒に乗り越えましょう!

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