先日、オンライン講座にて興味深いお話を聞きました。
ピアノを習いたい!と思う動機って
・音楽が好きだからor好きになって欲しいから
・ピアノが弾けると楽しそうだから
・感情、情緒豊かな子供に育って欲しいから
・集中力、継続力も身に付けてほしいから
このような理由ではないでしょうか?
習うことによって、様々な副産物があることが分かりました。
実行機能(自己制御能力)が身に付く
実行機能とは?
重要なことに集中し計画を立て、目標を達成することを助けてくれる機能なんです。
目の前にあるものをちょっと我慢して、本当に欲しいものを獲得するために必要な機能です。
例えば、受験勉強は苦しいですよね。目の前にある誘惑に逃げたいものです。でも、そこをこらえて自分の本当に望むものに向かって計画し、選択し勉強していくじゃないですか。
そういったもののようです。
ここでyou tubeでマシュマロテストという実験映像をご紹介します。翻訳機能を使って下さいね。(・設定マーク→字幕→日本語)で見れると思います。
私は最初に見た時は「可愛いな~。」と軽い気持ちで見ていました。でも、何回も見ているうちにこんな小さい頃からの積み重ねが、将来を左右するのだと思うとなんだか恐くなってきました。
自分の子供が小さい頃に、知りたかったな~。
ピアノでトレーニング
ピアノを弾けるようになる…。すぐにはできません。コツコツと積み上げていきます。
それが、知らず知らずのうちにこの実行機能の獲得に一役かっていたのです。
また、この脳の神経部分は繰り返し使えば使うほど、複雑、迅速、強固になっていくようです。
もちろん他の習い事でも、同じ効果が期待できそうですが、ピアノ(音楽)は自宅で自分で計画を立てて練習するという行動が必要不可欠です。その積み重ねが、実行機能獲得の有益なプロセスに繋がるのでしょうね。
※今回のオンライン講座はアメリカのバイオラ大学の河村まなみ先生と保科陽子先生がまとめられたものでした。